【かふぇじん通信】Vol.1 感覚の時間

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Vol.1 感覚の時間

「サ道」とサウナ

第1回目は「感覚の時間」について。

私は好きなドラマがある。『サ道』というサウナを描いたドラマだ。

私自身サウナが好きという事もあって、このドラマをよく見ている。

このドラマの中で非常に印象的なセリフがあった。

磯村勇斗くん演じるイケメン蒸し男くんがサウナの良さについて「雑念が消えて思考から感覚の世界に切り替わる」と言っていた。

これが私にとってはドンピシャの素晴らしい表現だった。

「don’t think feel」とはよく言ったものだ。ブルース・リーはやっぱり凄いぜ。

私はいつも何をしていても、考えてしまう。仕事の事や人生の事、または大好きなサッカーの事など、何をしていても考えてしまう。

この「思考の世界」から開放される瞬間、みたいなのがサウナにはある。

サウナは単純に暑いし、(身体的に)しんどいので、あれやこれを考える事から開放される。「暑い」とか「(水風呂の)冷たい」とか、そういう感覚だけの世界になかば強制的に切り替えられる。

音楽と感覚

感覚の時間って大事だなぁと思っていて、でもこの時間ってサウナ以外にもあるな。とも思う。

例えば音楽。私は音楽を聞いてる時間はなるべく感覚の世界にトリップしたいと思っている。

だから私の場合は「音楽を聞きながら何かをやる。」ではなくて、音楽だけを聞いて他には何もしたくない。そうすると感覚の世界にトリップできるようなイメージがある。

今でも1日のうちに数十分、あるいは数分だけでいいから音楽だけを聞く時間を設けている。あれこれ考えるのをやめるトリガーとでも言い換えられるだろうか。その時間がとても大好きだ。

しかし音楽のライブになると案外、ライブを見ながら考えてしまう事は多い。

何でだろう。「感覚の世界」に飛び込みたいのに、1時間以上あるライブ中ずっと「思考の世界」にいた事は一度や二度ではない。

おそらくだけど、ライブになると色々と見えすぎてしまうんだと思う。歌ってる人の感情、演奏してる人の技術、裏方で必死に動いてる人、彼ら彼女らの努力や鍛錬や感情を想像して考えてしまうんだと思う。すると案外、感覚の世界には飛び込めない。

クラブミュージックとお酒と感覚

一方で、感覚の世界に飛び込みやすいライブというのもある。

いわゆるクラブミュージックであったりとか、そういうジャンルの音楽のライブは感覚の世界に浸れる事が多い。

複雑な演奏技術であったり、歌であったり言葉であったり、そういったものがなるべく排除されている音楽というのは感覚の世界に飛び込みやすい。というか、ずっと(ほとんど)同じリズムが爆音で流れているような状況なので、考えてたら頭がおかしくなる。なので頭の方から考えるのを放棄するような感覚になる。

こういう音楽はお酒との相性が良い。いや、相性が良いというより、飲まないとついていけない。という感じだろう。

お酒というのはまた、感覚の世界と相性が良い飲み物だと思う。

よりインスタントに感覚の世界に飛び込みやすくなる。おそらく多くの人がお酒に逃げたくなるのは、疲れる思考の世界から脱出したいんだろう。という気もする。

コーヒーと思考

かふぇじんは一応カフェなので、最後にコーヒーの事も少し。

コーヒーという飲み物は感覚よりも、むしろ思考との相性が良いと思う。

思考をぼんやりさせていくのがお酒ならば、思考の輪郭をはっきりさせてくれるのがコーヒーという印象を私は持っている。

私はコーヒーもお酒も好きなので、コーヒーもお酒も取り扱ってるかふぇじんをやっている。

もしかしたらこの店は思考の世界(コーヒー)から感覚の世界(お酒)までを案内できるのかもしれないな。などと思っている。

 

 

 

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