【かふぇじん通信】Vol.2 日常のリ・デザイン

かふぇじん通信2回目。

誰が読んでいるのか、誰も読んでいないのか分からないかふぇじん通信だが、そういった文章の方が肩の力を抜いて書き進められる。今日も肩の力を抜いて書いていく。

Vol.2 日常のリ・デザイン

小学校の頃からの親友の1人から、かふぇじんに本が届いた。

『デザインのデザイン』という本である。

もうタイトルからして頭をこんがらがせてくる本だ。

デザインのデザインについて語ろう。なんてのはメチャクチャ高度で面倒な事だというのが読まなくても想像できる。

しかしこの本、メチャクチャ面白い。

まだ読み終わってないけど、すでに発見が多いのでここに書き留めておきたい。

デザインって何?

この本を読んで「デザイン」って言葉を今まで簡単に使いすぎていたな。と少し反省した。

どういう事かというと例えば、かふぇじんで使うグラス。このグラスのデザインを1つを選ぶにも私は色々と事を考える。

同じ量が入るグラスでも、見た目には多く入っているように見えた方がお客様は嬉しいだろうし、少なく見えたらお客様は不満に感じるかもしれない。

私はそのバランスがちょうどいいグラスを選びたい。考えるポイントは「見た目に対する量」だけじゃない。価格もそうだし、店の雰囲気と合うかどうかもそうだし、想定するお客様が好みそうな形をしているのか、あるいは強度なんかも気にする。逆にお客様が気にしないであろうポイントも気にする。

こういった事を1つ1つ加味して、私はかふぇじんというお店をデザインしていく。

今、私は2回「デザイン」という言葉を使ったが、果たしてその使い方って合ってるんだっけ?という事を自分に問いたくなるような、そんな本だ。

そもそも私のこの文章は全くデザインされていないかもしれないな。という事も自分に問いたくなる。

もはや「デザイン」のゲシュタルト崩壊である。

しかしそんな自分を肯定してくれるような言葉も書かれている。

本書を読んでデザインというものが少し分からなくなったとしても、それは以前よりもデザインに対する認識が後退したわけではない。それはデザインの世界の奥行きに一歩深く入り込んだ証拠なのである。

かふぇじんのリ・デザイン

さて、私がこの本を読んで「自分のやりたい事とリンクしているな」と感じた一節を紹介したい。

デザインは単につくる技術ではない。(中略)むしろ耳を澄まし目を凝らして、生活の中から新しい問いを発見していく営みがデザインである。

これはビビっときた。

かくいう私が、かふぇじんでやりたい事は”これ”なのである。

かふぇじんは元々、我々が経営する前から同じ場所に同じ名前で存在していた。

前のオーナーさんがとある事情でお店を続けられなくなってしまったところに、我々が手を挙げてお店の名前はそのままに経営させていただいてる。

お店の見た目も名前も外観も同じだけれど、私はかふぇじんをもう一度デザインしたいな。と思っていた。

我々が経営するからこそ提供できる価値を、もう一度デザインしなくてはいけない。(そうでなければやる意味が無い)

もちろんクラフトジンやコーヒーといったものはこの店が提供するものの1つだけれど、もう一歩踏み込んだところにかふぇじんの価値を作りたいと感じた。

それが「ゆっくり過ごす時間を大切にする」という価値だ。

詳しくは↓のブログに書いた。

かふぇじんが本当に提供したいもの

今の日本の社会は忙しない。あまりに忙しない。

そこに対する反抗、ではないが、かふぇじんはお客様のライフスタイルに踏み込んだ価値を提供したいと思っている。

ゆっくりする時間、何もしないでコーヒーを飲む時間、本をゆっくり読む時間。

そんな時間をライフスタイルに組み込んでもらう事が、かふぇじんの挑戦なのだ。

『デザインのデザイン』を読んだ上で言い換えるならば、”お客様がライフスタイル(日常)を見つめ直すきっかけ”をデザインする。そんな所だろうか。

これは非常にクリエイティブな志だと私は思っている。

コミュニケーションのデザイン

最後に少しだけ、かふぇじんでのコミュニケーションのデザインの話を。

かふぇじんでは、お客様とコミュニケーションを取りたいと思っている。

コミュニケーションを取るというのは、言葉を交わす、という意味だけではない。

私は「遠方にいるかふぇじんを応援してくださっている方」ともコミュニケーションを取っていきたいと思っている。

だからこうやってチマチマとブログを書いているし、InstagramやTwitterもなるべく更新するようにしている。何もお店に来る人だけがお客様ではない。小さい店だけど、多くの人とコミュニケーションを取ろうとする姿勢だけは他の誰にも負けてはいけない。という思いもある。

(ちなみに「かふぇじん」という名前は元々「CAFE ZIN」だったけれど、それではお客様がSNSに投稿する時に面倒くさいだろう。という事で「かふぇじん」という表記に変えた。これも1つのコミュニケーションのデザインだと思ってる。)

とはいえ遠方にいる方とはどうしてもWEB以外の接点を持ちにくい。かふぇじんでの体験を家でしていただく事は難しい。

そういった事もあり、今、かふぇじんのオリジナルブレンドコーヒー開発に向けて動き出した。

もちろん店舗で売るだけではなく、遠方の方ともかふぇじんと接点を持っていただけるように、オンラインでコーヒー豆を販売したいと思ってる。

WEBだけでコミュニケーションを取るのではなく、フィジカルにコミュニケーションを取る方法として、かふぇじんのコーヒーを家で飲んで頂くというのはとても可能性のある事だと感じている。私は今からワクワクしている。

そういった方法でお客様とのコミュニケーションも1つ1つデザインしていきたいと思う。

最新情報をチェックしよう!